ダンクが考えていること

ダンクのブログです。考えていること、勉強の記録、最近あったことなどについて書きます。

11月の日記:紅茶月

お久しぶりです。ダンクです。
いつの間にか12月になってしまいましたが、11月の話をします。


突然ですが、あなたは「紅茶の日」をご存知でしょうか?
11月1日は日本人で初めて紅茶を飲んだ日、ということで日本紅茶協会が定めました。
www.nittoh-tea.com
やや商業の香りがするこの記念日は、紅茶専門の喫茶店に行くと「11月1日は紅茶の日」とか「11月は紅茶月」というPOPが飾られていたりすることからも知ることができます。


開幕早々からおもしろくもない薀蓄を披露してしまいました。ともかく、私が11月に紅茶にハマっていた話をしようと思います。

(2024/12/09 誤字修正)

ノンフレーバーティーへのいざない

フレーバーティーのおすすめ

元々紅茶は好きだったのですが、以前と比べて嗜好が変わりました。
これまではフレーバーティー*1が好きで、中でも一番の好みはロンネフェルトのアイリッシュモルトでした。
www.ronnefeldt-matsue.com
こちらの紅茶はフレーバーティーハーブティーが得意なドイツのブランド*2であるロンネフェルトの看板商品で、なんとアイリッシュウィスキーとカカオの香りがつけられています。
これを煮出してロイヤルミルクティーを作ると、とろっとしたチョコレート系の香りが濃いミルクと絶妙に合って、冬に最高なんです。

なんだかんだ、寒くなってきたら飲みたくなるんですよね。今もコタツアイリッシュモルトを飲みながら書いています。

興味が湧いた方は、ぜひお近くのロンネフェルト ティーブティック認定店で"本物の味"を体験してみてください。

ファーストフラッシュとの出会い

これまでずっと美味しいフレーバーティーを探していたのですが、この秋にふと入った紅茶店で注文したダージリンが衝撃的すぎて、いつの間にかノンフレーバー沼に入ってしまいました。

そのお店は、店主の方が香料が苦手らしく、ノンフレーバーティーだけを取り扱っていました。
メニューには産地の名前がズラっと並んでいたのですが、説明を聞いても正直よくわからない。とりあえずメニューの一番先頭にあって比較的よく聞くダージリンを選んだのですが、ダージリンの中でもファーストフラッシュ、セカンドフラッシュオータムナルブレンドの4種類があって、これまた聞いたことはあるがよくわからない。とりあえず安定っぽい選択肢のブレンドを注文しました。

すると、おしゃべりな店主の女性が、


ブレンドも意外と美味しいんですよね、『ブレンドなんて』っていう人とか、ダージリンといえばファーストフラッシュしか飲まない人もいて——流石にファーストの方が香りがいいですけど、味はブレンドの方がいいですからね——」


などと喋りはじめる。「なんで客が注文したやつを一旦こき下ろすんだ」と不快感を覚えながらも、どうやら安定を取ったつもりが逆択*3を選んでいたことを知りました。せっかくなので、この後にファーストフラッシュも飲んでみることにしました。

ダージリンブレンドは普通に美味しく、紅茶らしい紅茶だと感じました。一緒に注文したシフォンケーキに負けない、しっかりした味で美味しく頂けました。

完食後、予定通りファーストフラッシュも頂きました。
提供後、まず驚いたのは水色の違いです。

こんなに淡いシャンパンゴールドの紅茶は初めて見ました。一瞬、まだ抽出しきってないのか?と思ったものの、茶葉が抜いて供されているため、こういうもののようです。
ブレンドの写真がないので比較が難しいですが、ブレンドの水色はもっと紅く、同じ茶葉ではないようでした。
いよいよ一口飲んで、香りの上品さに更に衝撃を受けました。緑茶に似たフレッシュな香り、やさしい苦さと渋さのバランスは、ブレンドよりも明らかに高級な雰囲気を醸していました。
反面、味の濃さの絶対量は先ほど飲んだブレンドの方が強く、やはり違う茶葉にしか思えませんでした。

これをキッチンにいる店主(客が自分だけで暇そうにしている)に伝えると、


「私はファーストフラッシュは飲まないんですよ、淹れ終わった茶葉の匂いを嗅ぐだけで満足なんです。」


と言い放ち、私のお茶を淹れていたティーポット(この店では抽出後に別のティーポットに入れて提供している)の蓋を開け、ポットを回しながら匂いを嗅いでみせました。
(変態だ……)と軽く引きながらも、
「どうですか?」との声かけを受け、折角なのでご相伴に与ることに。

ポットで蒸された茶葉の香りは、ファーストフラッシュの青い芳香を濃縮した、まるで深い森。ここで、ファーストフラッシュの魅力は香りにあることを理解しました*4
また、香りだけでなく茶葉の色も特徴的で、まるで緑茶のように明るい緑色をしていることも、ファーストフラッシュの異質さに拍車をかけていました。

「認定店巡り」という選択肢

さらに、このお店は日本紅茶協会が定める「おいしい紅茶の店」認定店でした。その関係でも色々話が聞けて、大変興味深い体験でした*5

中でも、「パンフレット片手に認定店巡りをする紅茶マニアもいる」という情報を得て、そんな楽しみ方があるのか、と感心しました。

こんなの。毎年11月1日に更新されます。つまり紅茶の日!

ちなみに認定店のリストは協会HPからも閲覧できるので、よろしければどうぞ。あなたの近所にも認定店があるかも。
www.tea-a.gr.jp


そんなこんなで、「ダージリンのファーストフラッシュは淡くて美味い」という情報を脳に叩き込まれて、その店を後にしました。

「いい茶葉」を買ってしまった......

ところ変わって、名古屋・覚王山のえいこく屋。

えいこく屋HPより。左が料理&喫茶店、右が紅茶店

ここは、インド料理店 兼 喫茶店、しかも隣には紅茶の茶葉を売る専門店を備える謎の店です。しかもここは日本紅茶協会「おいしい紅茶の店」永年表彰*6に選ばれている、名店かつ有名店なのです。

このお店には何度か来たことがあり、そのときは安いフレーバーティーや水出し紅茶のティーバッグを買いに来ていたのですが、今回はダージリン・ファーストフラッシュの茶葉がないか見に来ていました。
ここならきっとあるだろうと思い、果たして実際に見つけることができました。

……が、高い!30g入り*7で3000円からがデフォ、高いものだと7000円以上する高級品まで置いてあって、中々ヤバい沼に入ろうとしていることを今更ながら実感しました。
↓オンライン販売ページ。セカンドフラッシュも同じくらいの価格感。↓
www.eikokuya-tea.co.jp

幸い、比較的安いダージリンの飲み比べセット(これは春摘み(ファースト)・夏摘み(セカンド)・秋摘み(オータムナル)が入ったティーバッグのセット。合計12個で1300円。これでも他のティーバッグよりは明らかに高い!)があったので、とりあえず確保。

お高い銘茶コーナーには、茶葉ごとに異なる説明文が載っています。これは店の人が実際に飲んで表現しているものだそう。例えば、2023年ファーストフラッシュ タルボ茶園ムーンライトEX-13の説明文は、

グリーンリーフでシルバーチップも多い綺麗な茶葉は、生産者の製茶と品質へのこだわりを感じられます。とても繊細で上品な渋味とブーケの様なフラワリーな香りは、ファーストフラッシュティーの中でも最高品質の味わいです。紅茶が冷めるとともに少しずつ渋味が増していきますが、冷めきると渋味が微かな味わいに変化していきます。(商品ページより引用)

うん、わからん。
この情報だけで数千円の買い物をするのもなぁ、と思いながら店内を行ったり来たり。棚の前でウンウン唸っていたら、レジカウンターに立っていた店員さんが一言。

「試飲されますか?」

えっ、いいの?一杯数百円するよ?
恐縮しながらも、渡りに船、とばかりに頂くことにしました。

「どういうタイプがお好きですか?」

えぇ……どういうタイプだ……?とりあえず前回飲んだのに近いのがいいから……
「えっと、ファーストフラッシュで、味よりも香りが強いのがいいです」

「香りが特に華やかなのは、2023年のプッタボン茶園がおすすめですね」

商品ページ:https://www.eikokuya-tea.co.jp/16487

隣には2024年のプッタボン産もあるが、あえて23年なのか。詳しく聞くと、場所や茶園だけでなく年によっても味や香りなどの出来栄えが異なるらしい。なるほど、奥が深い。

テイスティングカップで淹れてもらう。あれっ、一杯分もくれるのか。太っ腹だ。

テイスティングカップ。右の抽出用カップの縁にはギザギザがついており、一杯分を淹れて注ぎきる。

さっそくいただく。鼻を近づけると、確かに香りは爽やかだ。口に含む。あれっ、ちょっと渋い?こないだ店で飲んだのとはちょっと違うかも……


「温度変化で味が変わるんですよ。時間をかけて飲んでみてください」


なんだそれ。そんなこと——あっ、渋くない!!緑茶に似た香りだけど、もっと華やかな感じ?これを店員さんは「花の香り」と形容していたが、今の自分ではちょっとよくわからない。
さらに冷めて、香りと味が重なって感じるようになった。あと若干の渋さが残る。舌のザラザラに味の成分が引っかかっている感じだ。


……確かにうまい。試飲してよかった。安心して買い、「もっと知識をつけてからまた来ます」と言い残して退店しました。


正直、今まで飲んできた紅茶と美味さの方向性が違いすぎて、別格というか別物に感じました。
自分にとって、今までの紅茶はフレーバーやミルクとの相性で味わうものでした。
対して、今回知った紅茶は、茶葉本体の香りや苦味と渋味とうま味のバランスを楽しむ。そして、それらの時間変化をゆっくり味わう。そういったおいしさ、面白さは、ノンフレーバーのストレートティーでしか味わえないものだと思います。


紅茶の楽しみ方の、新しい扉が開いた気がしました。


それからというもの、家でリーフティー*8を淹れるとき、失敗したくない気持ちと更に美味しく淹れたい気持ちから、紅茶の淹れ方のメモを取るようになりました。

せっかくなので、ここ一か月での試行錯誤と聞き込み、調べものの成果を紹介します。たったひと月で正解がわかったわけではないですが、ご興味があればどうぞ。

味覚のトレーニングをしています

ここで一旦紅茶の話からは逸れるのですが、夏~秋の間でしばらく考えていたことをお話しさせてください。


最近、味覚をもっと鍛えようと、少しだけトレーニングしています。
どうしていきなりそんなことを考えたのかというと、二つのきっかけが重なったからです。

きっかけ①:『暇と退屈の倫理学』を読んで

先日、かなり時間をかけて読んでいた『暇と退屈の倫理学』を読破しました。

「現代人は暇の中で退屈しないよう、あらかじめ準備された気晴らしを受け取って安心している。この状況は本当にいいのか?」
という問いから始まるこの本。非常~~~~に興味深く読めたので、未読の方はぜひ読んでみてください。
語りたいところは色々あるのですが、脱線しまくりなのでいきなり本書の結論の話をします。

『暇倫』の中盤からは、「浪費」と「消費」を区別して議論しています。
わかりやすい例では、
浪費:お腹いっぱい、限界まで食事すること
消費:ある店に行ったことを他人に伝えるために行くこと
といったところです。浪費はやがて満足に至るのに対し、消費は(情報を対象としているため)際限がありません
現代社会では、労働や余暇そのものを含むあらゆる価値が消費に覆われている。消費は満足を伴わない。そのため、余暇を消費している最中に、暇ではないのに退屈している状況が発生してしまっている。
これが、余暇を手にした現代人に際限なく退屈が生み出される仕組みとされています。

では、退屈と上手く付き合うにはどうしたらよいでしょうか?
『暇倫』では3つの結論が提示されていますが、そのうちの1つで、自分が気に入っているものを紹介します。
それは、「贅沢を取り戻す」ことです。
贅沢を取り戻す。つまり、終わりのない消費ではなく、最後には満足する浪費をする。そのためには、「物を受け取ること」をより楽しめるように訓練するといい。このように説いています。これを、「パンも味わい、同時にバラも求める人生を送ること」と表現しています。

例えば、SNSで流行っている店に行くとき、なんとなく行ってなんとなく映える写真を撮って食べて帰るよりも、「なぜこんなに人気なんだろう?」「この料理の美味しさはどこにあるのだろう?」と自分で考えて楽しむことで没入し、より満足を得ることができる*9

『暇倫』では、一例として味覚を鍛えることを勧めていました。確かに、食事は毎日取るものだし、食事をより楽しめると、日々が楽しくなりそうだ。これは、日ごろ飲食店巡りを楽しんでいるものの、(自分は情報を摂取しているだけで真に楽しんでいないのではないか?スタンプラリーと何も変わらないのではないか?*10)と疑念を抱きつつあった自分には天啓でした。


用意された気晴らしに満ちている現代社会。それに流されるまま消費することも一興かもしれませんが、せめて自分が何を楽しんでいるかはわかっていたいな、と思います。

きっかけ②:いきつけのお店の裏メニュー

『暇倫』を読んでいたのと同時期、よく通っているラーメン屋*11の常連専用オープンチャット(メニューに載らない限定メニューやイベントの告知がある)で、店長がある遊びをしていました。


「再現レシピお題募集します」
「お手柔らかにお願いします」
「まずは簡単そうなので」


この店では、店長のレシピ開発力とモチベーションの維持のため、そしておそらく趣味として、頻繫に限定麺やラーメンですらない裏メニュー、試作品が作られます。その一環で、市販品のカップ麵や他店のラーメンを食べて再現するのが、このときの店長のマイブームだったようです。

この一連の試みで私が本気で尊敬したのは、カップヌードルのシーフード味の試食をしていたときです。

パッケージの原材料名と自分の舌を頼りに具材や味の分析をして、それを自前の材料に落としこんでレシピ化する。
一連のハイレベルな作業を身近なところで見て、めちゃくちゃカッコいいと思いました。

これらの再現レシピ*12を食べたときから、自分の食べたものの味を分析して、余裕があれば言語化しようと試みています。

つい先週もメニューでは見たことのない鶏白湯ラーメンを作っていたので、開店と同時に真っ先に食べに行き、他に客のいない店内で長々と感想を喋り倒してきました。

鶏白湯ラーメン。一日限定、10食のみ。やはり趣味でやっているようで、メニューへの常設は「毎日は作れないし元が取れない」と却下された。

店長「どう?うまいっしょ。それ一杯で一羽分くらい使ってるよ」

「マジでうまいっす!この味、鶏白湯ラーメンの専門店では逆にできないと思いました。鶏ガラの味はガッツリあるんですけど、油分と塩分は他の店よりも薄めで、後味だけはちょっと清湯スープみたいなスッキリ感なんですよね。鶏白湯を出してる店では、もっと濃くしないとパンチが薄いというか、万人受けしないというか、……看板メニューにはしにくいんじゃないかなって思うんですよね。いやあ、美味いですねぇこれ」

店長「ありがとうございます。もっと味濃くすることもできたけど、くどくなっちゃうし俺はコレくらいが好きだから」


今回は大好物の鶏白湯ラーメンだったので饒舌になりましたが、普段はそこまで解像度は高くないです。
ただ、いいものを食べたときの語彙が増え、似てるけど違うものとの差異が少しずつわかるようになってくると、趣味の飲食店巡りにも張り合いが出る気がするので、今後も継続していきたいと思います。

味覚の言語化

そんなわけで、現在、意識的に味覚のトレーニングをしています。
具体的には、できるだけ味わったものの美味しさを言葉でイメージするよう試みています。一人のときも、余裕のあるときはメモを取っています。


実際、トレーニングの成果はそれなりに感じており、鶏白湯ラーメンのときみたいに美味しいものの評論をするときに少しずつ的確なことを言えるようになってきているような気がします。


また、先に触れたように、最近は紅茶の淹れ方を工夫するようになったのですが、適切な淹れ方を探るときにも言語化が役に立っています。

たとえば紅茶(特にノンフレーバーのリーフティー)は淹れ方や温度変化で味が変わるといわれているくせに風味が繊細すぎて、次飲んだときには記憶が薄れてしまいがちです。飲みながらリアルタイムで記録を残しておくことで、新しく飲んだ紅茶の味を以前のものと比べて正当に評価できるようになります。


蛇足かもしれませんが、11月以降に飲んだ紅茶のメモを貼っておきます。
次紹介するときはもっと的確なことが書けていたいものです。

憧れのアフタヌーンティー

こんな感じで、紅茶にハマった11月でしたが、12月中にも紅茶に関して個人的ビッグイベントがあります。
それは、人生初のアフタヌーンティーです。
アフタヌーンティーといえば、あのアニメとかで縦ロールのお嬢様がよくやってるアレです。三段タワーにケーキやサンドイッチが乗って出てくるアレ(ケーキスタンドという)です。

これまで喫茶店は一人で行くことがほとんどだったため、予約必須・豪勢すぎる・時間がかかるアフタヌーンティーはさすがに気後れしていたのですが、12月に友人と東京に遊びに行くにあたり、ぜひ行ってみたいと意を決して予約しました。


しかも、今回のは、ただのアフタヌーンティーじゃないんですよね。

なんといっても、あの!帝国ホテルのラウンジで!アフタヌーンティーをやっちゃうのです。インペリアルなラウンジですよ。
www.imperialhotel.co.jp


小市民どころか小庶民なので正直やや怖気づいていますが、もう予約してしまったので割り切って楽しもうと思います。

今年最後の旅行、行ってきます。

*1:フレーバードティーとも。茶葉に香料で香り付けしたもの。代表的なものはアップルティーアールグレイ(ベルガモットの香り)。似たものにセンティッドティーがあり、こちらは香料ではなく果皮や花びらの香りを移す。自分は今のところ特に区別していない。

*2:詳しくないが、ドイツの紅茶はフレーバーの香りが強い傾向にあるらしい

*3:対戦ゲーマー的表現

*4:実際には上品な味も人気のようです

*5:面白かったのは認定に関する話。店主曰く、突然スーツ姿の男性が一人で来店して、何かを書きながら2杯の紅茶を頼むそう。1杯目はストレートで、2杯目はミルクティーにするとか。これ客に話して大丈夫?

*6:日本紅茶協会HPより:日本紅茶協会は、永年おいしい紅茶を提供し続け紅茶の普及に貢献している「おいしい紅茶の店」を「おいしい紅茶の店 永年表彰店」として感謝状をお渡ししています。

*7:ちなみに使う茶葉の量はティーカップ一杯当たり3g程度。つまり10杯分。ティーポット1杯分は標準5g程度。

*8:ティーバッグではない茶葉のこと。一般に茶葉のサイズが大きいため、渋味が出るのが遅い。そのため、茶葉を入れっぱなしにして二煎目以降の味の変化を楽しめたり、淹れ方を工夫してより好みに合わせて飲める面白さがある。

*9:自分の解釈なので正しく文意を汲み取れていない可能性あり。環世界の話など丸々端折っている前提もあるので、詳しくは読んでください。

*10:スタンプラリーが悪いというわけではないが、なんとなく空虚に思えて、自分はそれに惹かれなかった。「役に立つことをしたい」気持ちと「役に立たないことを本気で楽しむことこそが豊かな趣味である」という主張が自分の中で衝突している気がする。

*11:以前の記事で触れた、私が音楽に興味をもったきっかけのお店。

*12:自分はカップヌードルのチリトマトと、カップ麺版の岐阜タンメン(超ローカル……)の再現レシピにありつけた。かなり似せているが、あえて完全再現ではなくカップ麵の味をベースに自分の店のメニューっぽくなるよう仕上げていた。市販品との差分を考えて食べると、より意識しているポイントが見えてきて面白いし、それはそれとしてちゃんと美味かった。食レポメモも書いたけど冗長なので割愛。