ダンクが考えていること

ダンクのブログです。考えていること、勉強の記録、最近あったことなどについて書きます。

2025年は「コミュニケーション」の年

あけました。今年の抱負を語ります。


前回話した通り、2025年のキーワードは「コミュニケーション」です。

↓前回の記事。昨年最後に行った旅行のレポートと、2024年にやったことの振り返り↓
dnk.hatenadiary.com

なぜ今コミュニケーションなのか?

2024年は、趣味に特化した1年だった。
自分の好きなもの、得意なものを深めていき、自分の世界を拡張してきた。

ただ、2024年は、さまざまなコミュニケーション不全を経験した一年でもあった。

これまで自分は、自身の抱えるコミュニケーションに関する問題から目を逸らしてきた。
高専生、そして社会人になってから6年が経とうとしている現在までは、友人に恵まれてなんとかやってきた。

しかし、出会いの場として最適な学校は卒業してから久しく、現状は属性の異なる人間との付き合いに苦労しているのに、趣味や波長の合う他者との出会いは中々ないという有様である。

将来も周りに人がいてくれるような魅力的な人間になれる最後のチャンスは、30歳を目前にした今だと思う。そのうち自分のコアとなる部分を問題視しても、後に引けなくなっていることが予想される。ひょっとしたら年を取ってからでも矯正できるかもしれないけど、やはり若いうちに手を付けた方が楽だろう。

覚えているコミュニケーション不全とそのシチュエーション・そのときの状態

適切なタイミングで適切なことが言えない

【シチュエーション①】
うまくいかない実家の家族関係
【状態】
言うべきことがのどに詰まって出ない

【シチュエーション②】
会社や知人に意見を求められたとき、身の上話を聞いたとき
【状態】
言うべきことが咄嗟に見つからない
後から「ああ言えばよかった......」って、うわーーーってなる

接点の無さそうな人から会話を引き出せない

【シチュエーション】
車内で二人きりになったときの会社の後輩・先輩
飲み屋で隣席になった常連さん
親戚の会合など
【状態】
あいさつ後、必要最小限を喋り終わった後の一言目が出ない、誘導できない

自分の話のおもんなさ、ぎこちなさ

【シチュエーション】
話のおもしろい友人との比較や、日々のコミュニケーション
【状態】
思いついたまま喋る、結論を言わない、語尾を濁す癖、主語を省く癖、無意識に変な敬語を使ってしまう、「○○(苗字)さん」以外の呼び名が適切な相手の呼び名が定まらない、後から考えたら言わない方がよかったことを口走る、など...

(そもそも...)友達が少ない

所属するコミュニティが少ない
出会いの機会が少ない

孤独に抗う

(10月12日のメモ)
孤独と闘っている。
誰かに振り向いてほしい
周りにはたくさん人がいるのに誰も自分のことを認識していないのが辛い
誰も相手にしてくれない

ここしばらく抱えている孤独感について。

誰も自分のことを見てくれていない気がする。誰か自分を気にかけてほしい。Twitter(現:X)でしばしば見る言説の、「童貞は“性行為をしたことがない”ことよりも”女性に心を許されたことがない“ことが問題」というものと文脈が近い。

一人きりでもまったく気にしないで楽しくやっていけるタイプの人はいるが、自分はたぶんそうではない。

男女問わず、自分を気にかけてくれる人をつくるには自分が魅力的な人間である必要がある。

魅力的な人間ってなんだ?

とりあえず「魅力的な人間」でgoogle検索してトップヒットした記事を引用。
tabi-labo.com

01.話すよりも「聞く」ようにする
02.他の人にもスポットライトを当てる
03.選り好みせず誰の話でも平等に聞く
04.「人のため」に時間をつかってみる
05.自分ではなく相手としっかり向き合う
06.受け取る前に「差し出す」こと
07.自己中心的に振る舞うのはやめよう
08.「知らないこと」は他人から学び取る
09.言葉を置き換えてみよう
10.他人の失敗を笑うのはやめよう
11.自分の「非」は認めよう
12.成功しているかどうかは「自分の基準」で

だいたい性格のいいコミュ強の定義そのまんまって感じだ。
性格はどうにもならないので、ひとまず小手先でどうにかなる部分に手をつけてみたい。*1


長所をイカすために短所を潰す

範馬勇次郎は「競うな 持ち味をイカせッッ」と言う。

これは自分の座右の銘の一つである。しかし必ずしも当てはまるとは思っていない。
一般にパフォーマンスを最大化するには短所よりも長所を伸ばすべきだとされ、自分も全面的に同意している。
ここで、さらに自分は、長所を十全に発揮するには自身に自信をもつ必要があると考えている。

自信をもつには、ある程度は短所を克服する必要がある。人並みでなくてもいい。長所でカバーしきれるレベルになればいい。
(もちろん向き不向きはある。でも、基本はパワプロのステータスみたいに、FをEにするのはBをAにするよりは容易いと思っている。)

そもそも、極端に苦手なことは大抵は経験不足が原因だと思う。
1回目で失敗したから苦手意識があるとか、偶然初経験が遅かった、とかで周囲の平均レベルに追いつけなくて、さらに忌避して差がついて......という負のスパイラルが原因だと考えている。

自分は音痴(一人でしかカラオケに行けない)かつ運動オンチ(特に球技がダメ)である。
音痴なのは音楽に触れてこない家庭だったからで、運動オンチなのも中学以降に運動を全くやってこなかったからだと考えている。
小学生の頃はドッジボールのスポーツクラブと水泳をしていたので、中学までは運動できる方だったし、成人するまでは基礎体力も平均以上にあった。

音痴で運動も苦手な自分が最も苦手とするのはコミュニケーションである。
コミュニケーションが苦手だと、あらゆるタイミングで支障を来す。逆に、コミュニケーションが得意......いや、そこそこでも出来れば、大抵のことはどうにかなる気がする。

2024年も色々やった

去年は、音楽嫌いを音楽好きにした。初めてのライブハウスは自分にとって異世界だったが、一人でも行けるようになった。実は年末に初めてのクラブにも連れていってもらった。
↓過去記事↓
音楽について。遅い出会いから初めてのライブハウス、新東京『NEOCRACY』まで。 - ダンクが考えていること

特に好きな曲2409 - ダンクが考えていること


音ゲーが苦手かつ嫌いだったのを(音ゲーマーの足元にも及ばないレベルだが)楽しめるようにはなった。
(初めてポップンミュージックを遊んだ。家庭用のサブスク版で、LV一桁から始めて、半月程度でLV25までは全てクリアできるようになった)

コンテンツを消費ばかりしてなにも生み出さないことがコンプレックスだったが、(雑記ブログではあるが)書くことを継続できた。

元々好きだった喫茶店を、「読書ができる店探し」と紅茶と味覚の3分野に特化させて楽しんできた。
↓過去記事↓
本の読める喫茶店・カフェに求めること ~ 「文喫 栄」に行ってみた ~ - ダンクが考えていること

11月の日記:紅茶月 - ダンクが考えていること


2024年の経験は、ささやかながら「自分、その気になればそこそこやれるんじゃない?」という自負を芽生えさせてくれる。
このいい調子のうちに、楽しい暮らしへアプローチしていくために必須となるコミュ力を鍛えておきたい。


そもそも円滑なコミュニケーションは必要なのか?

様々なことがネットで完結する時代。
面倒なコミュニケーションや人付き合いは避けていても問題ないのではないか?


それも考えたが、やっぱり必要だと結論付けた。
人と喋って失敗するたびに夜のシャワーで大声を出すのは嫌だ。
人間の悩みはすべて対人関係の中で生まれると偉い人が言っていた気がする。コミュニケーション能力を鍛えて、人と人との関わりをよりよくすれば、よりよい人生に近付くのではないか。

また、仕事でも日常生活でも、どうしてもコミュニケーションの機会はある。
今はよくても、中年や老後、部屋で一人、趣味に明け暮れながら遊んで暮らして満足できるかはわからない。


そもそもコミュニケーションを徹底的に避けるように動くこと自体がストレッサーである。
中学生の頃、実家の前*2で遊ぶ近所の同級生*3の声やバスケットボールの音が聞こえたら、ニコニコ動画の音を小さくして息を潜めていた。
自尊心が音を立てて削られ、あの瞬間に自分が陰陽のどちら側か初めて認識した。

どうなりたいか(期待される効能)

  • コミュニケーションを円滑にしたい・コミュニティを広げたい

→実家のようなコミュニケーション不全の家庭を再生産しない。関わる人間の幅を広げたい。

  • 魅力的な人間になりたい

→それはそれだけで価値がある。先に触れたように、コミュニケーションを円滑化する基本的なテクニックは魅力的な人間であることの前提条件だと考えている。

  • 自分に自信がほしい

→自信があればどんな場でも楽しめるはず。あと自信のある奴は大抵モテている。(偏見?)
→そしてモテる奴はコミュ力がありがち。

  • 自分を受け入れてくれる人がほしい

→これまで男友達だけで十分だと本気で思っていたが、行きつけの飲食店でよく喋る常連のおじいちゃん*4から、「SEXの喜びをまともに知らずにいるのはもったいない」と滔々と力説された。正直腑に落ちていないが、判断材料のないままに話を切り捨てることは間違っていると思った。

  • 「性行為がしたい」「彼女欲しい」はよくわからんが、男女問わずモテたい気持ちはある。コミュニティの幅が広がればより色々楽しめるはず。

それはつまり周囲に人が集まる人になることで、魅力的な人間になること。さっきまでの話とも被ってくる。
目下望んでいるのは、以前一人で行って辛い思いをした、かわい~~カフェに同伴してくれる人。

……それって「彼女欲しい」じゃないのか、って?
それでもいいかもしれないが、必ずしもそういうことではないんだよな。もちろん金払って来てもらうのは嫌だ。そういうことじゃない。


なにをするか(育成計画)

考え中のものでまとまっていない。

コミュニケーション(あるいはコミュ力)の定義を定める

よいコミュニケーションとは何か?
どの要素を満たせば円滑なコミュニケーションが送れるか?
魅力的な人間は、どのようなコミュニケーションをしているか?

どのようなコミュニケーションを強化するか?

会話の種類で分類

3種類のコミュニケーション
 友人同士の楽しい会話
 ビジネスの場での真面目な会話
 特別親しくない人への雑談
→全て得意ではないが、3番目の雑談を最も苦手としている。仕事の関係なら情報交換に努めるか無難にやり過ごせる話術を、友人またはそれ以上になりたいなら昇格するための話術が必要。

時系列で分類

出会う→あいさつ→一言目を話すor促す→二言目以降を話す・聞く→話題の終わり→次の話題に繋げる→会話のシメ

一連の流れを見たときに見えてくる課題は、

  • そもそも出会いの機会が少ない
  • 一言目に何を言えばいいのかわからない
  • 相手の発話を上手に拾えない
  • 話題が一つ終わってから次の話題にスムーズに移行できない

など。細かく見れば他にもある。

自分がどのレベルにあるのか?

接点がある人なら自己開示とそれによる反応からラポールを形成できる可能性がある。
接点がない・わからない人とは何を喋ればいいかわからない。相手の一言目も促せないため、ずっと無言になる。

学習・実践

既にメンタルはボロボロのため、ミスしないよう慎重にやる。低空飛行でもいいけどやめない

座学から実践へ
チャンスを増やす(見た目を整える・然るべき場所(どこだよ)に行く)
知人から次第に関わりの薄い人へ
コミュ強はどこに生息しているのか?

回数を増やす。忌避しない。場を意識的に作ること


最後に。今年は本気です

この計画は昨年末から立てていたのですが、年末年始を経て、喫緊の課題になりました。

コミュニケーション不全の家庭で旅行してきました。ゲロ吐きそうになりながらも言いたい言葉が出なくてコンビニのトイレでえずいていました。

うちの実家の人間、どいつもこいつもコミュ障。
今年は本気です。やります。


きょうの音楽

今後、おすすめしたいものがあったら最後に紹介していきます。

SSWB - D.A.N
Super Shy Without Beer(ビールがないとめっちゃシャイ)の略。
どうしようもない夜に聴きたい気だるげな音楽、うまくいかない歌詞。
人間関係のめんどくささが凝縮されたMVも必見。
www.youtube.com

*1:前者が本質な気はするが

*2:自室の窓を挟んで数mの路上

*3:実家は商店街にあって、向かいの家に同級生が住んでいた

*4:御年72歳。未だに会社勤務で偉いポストにいる。まれに店に若い女の子を連れてくる。タワマン住み。タクシーで来店してタクシーで帰っていく。自分より酒が強く、週4で来店する。生物としての強者。