ダンクが考えていること

ダンクのブログです。考えていること、勉強の記録、読んだ本などについて書きます。

昨日の散歩。転勤族になって。

こんにちは。ダンクです。

 

もはや口にするまでもないですが、最近暑いですね。

そんな日々にありながら、昨日*1は夕方からは比較的涼しい日でした。ちょうどやっていたゲーム*2で疲れていたのもあり、21時前と遅めの時間ながらも、少し散歩に出てみました。

 

目的地は夜の間だけOPENする、馴染みの喫茶店。最近行けてなかったので久々に顔を出そうとしたのと、ご飯モノも作ってくれるので夕食を一緒に済ませようという目論見です。

 

自宅から喫茶店までは徒歩で30分。道中で買ったアイスの実を齧りつつ上機嫌で歩きます。一人ならスキップすらしてたかも。
しかし不運にも、目的の喫茶店のマスターは隣に新しく開店したスナックまで出前に出かけており、不在でした。*3

茶店。どこからどう見てもバーかスナック。

マスターに連絡を取ると、30分は待たされるとのこと。

仕方ないので、他所で食事にすることに。

 

ということで、飲みに行きました。徒歩だから心配無用!

なんでも、東海でそこそこ名のある某手羽先チェーンの元店長のお店だとか。まさに隠れた名店。

いい感じに酒が回ったところで本来の目的地へ。

マスターから「いきなり来なくなったけどどうしたの」とか聞かれたり*4
「喫茶○○(隣町の喫茶店)行きましたよ~*5」とか話したり、
流れてるデッドプールのDVDをチラ見しつつ持参した『異常論文*6』を読んでたら、いつの間にか0時半に。客は自分しかおらず、閉店まで時間は少しあるものの、追加注文する気もなかったので退散しました。

異常論文|樋口恭介(ハヤカワ文庫JA

初めはこのまま帰って寝るつもりでいましたが、アルコールとカフェインで気持ちよくなった頭ではそんな普通なことで我慢できるはずもなく。

(どうせ明日も予定ないし、もうちょっと寄り道してもいいかなぁ。そうだ、夜の海いいじゃん。海行こ、海。)

 

 

ということで、自宅とは逆の方角へ更に歩くこと20分、海へ着きました。

海なし県で生まれ育った私、たぶん生まれて初めての真夜中の海。
え、怖っ。夜の海って昼よりも迫力ないですか?
波の音が大きく感じるというか、どこまで砂浜でどこから海なのかわからなくて呑み込まれそうというか。実際は堤防上にいるから全然心配はないんですけど。

気を紛らわそうと歩きながら聴いていたイヤホンのシティポップが一曲流れる間には誰か*7とすれ違っていたはずなので、思ってたより人はいましたね。

折角だからと、まだ若干ビビりながらも堤防の階段を降り、砂浜に立ちます。スマホのフラッシュで照らしつつ、砂浜の端でいい感じのコンクリ斜面に寝転がりながら星空を眺めました。
砂浜はさすがに無人。空が広くて星が多い。自宅近辺よりも強い海風が涼しい。

2時の砂浜と海と空。パッとしない25歳を代表する個人的ベストの一枚。

 

(なんか遠いところに来ちゃったなぁ)

脈絡がないようですが、ここにきて、転勤族も悪くないかも、と思ってきてます。

私は、19年と22年に県外の引越しを経験しており、どちらも本気で嫌がっていました。実家を出るときなんて、絶望感でマジ泣きしてましたし*8

でも、実家から出なかったら、こんな時間にふらっと一人で海を眺めるなんて、想像もできなかった。実際にやる・やらないって話ではなく、選択肢にもならないところがポイントです。

もっと言えば、実家にいた頃の自分を考えると、それこそ一人で飲みに行くことすらしなかったでしょうし、きっと今ブログを書こうとも思っていないでしょう。きっと、漫然と日々を消化していたに相違ありません。

 

ところで、人間は元来、定住地を決めない狩猟採集民だったことは広く知られています。
頻繁に変わる住環境に対応するよう進化してきたはずで、現代のように数年~数十年も同じところで生活するライフスタイルに適応せざるを得ないのは、人類的には本来不自然なことだと言われています。

思うに、生活をルーチン化しない方がより楽しく刺激的に暮らせるのかもしれません。
実際、引越し直後で、何時に起きれば会社に間に合う、どの通勤経路が一番早い、近場に美味くて安い店はあるか、と毎日考えていた頃の記憶の方が鮮明に残っています。

通勤経路から少し逸れたところにある食堂の、平日朝限定”理想の朝食セット”。美味かったが、引越し直後以来、一度も行けていない。理由は言わずもがな。

転勤はめんどいし、荷造り荷解きの作業なんて非生産の極致だと思っているけど、住む環境を変えること自体はそんなに悪くないかも。

とはいえ、面倒事が嫌なのは確かだよなぁ。手っ取り早く非日常感がある何かがあればいいんですけどね。

 

これを一言にまとめると「生活に彩りを」なんて擦り切れたスローガンになるんだろうな、と考えながら帰路に就き、無事、3時前に散歩を終えました。

 

その夜は変なテンションにアルコールとカフェインが重なり、目ギンギン&頭ガンガンでほとんど眠れませんでしたが、その翌日である今でも反省してないので、またやりに行くと思います。

 

ありがとうございました。それでは。

*1:2023.07.22

*2:ブループロトコル。グラフィックやお祭り感、あとマルチの距離感あたりは理想的だけど、アドベンチャーボードとクエストのお使いが退屈すぎてやらなくなる動機として十分すぎる。昔やってたメイプルストーリーのお使いクエストとPSO2のマターボードを合わせたような苦行。令和に出るゲームではない。もう少し遊びやすくなったら戻るかも……

*3:この喫茶店は歓楽街の中にあり、注文を受けて近くの店に軽食を持っていくことが結構ある。その間は店が閉まる。これが普通なのかは知らない

*4:4,5,6月は図書館通い詰めたり、ブログ書き始めたり、実家の用事で忙しかったり、ゼルダと隻狼で時間持っていかれたりしてた

*5:マスターが独立前に長いこと働いてたと聞いていた。近くで仕事中にランチで行ったが、やけに飯が美味かった

*6:論文とか学術書チックな文体でSF的題材について論じる短編集。まだ前半だけど、高尚すぎて(あるいは高尚ぶりすぎて)理解できないものも結構ある。今のところ『掃除と掃除用具の人類史』が好み。

*7:カップルとか釣り人?密猟者?とか

*8:厳密にはモラトリアムの終わりと予想外の引越しの二重で絶望してた